その不眠、メンタルじゃなくて「体のコリ」かも?眠れない夜に試してほしい、あなただけのセルフマッサージ

はじめに:天井を見つめるだけの夜に、さよならを
こんばんは、睡眠コーチの角谷リョウです。
「布団に入ったけれど、今日もまた眠れない」 「羊を数えるのも飽きたし、天井のシミも覚えちゃったよ」
もしあなたが、そんな孤独な夜を過ごしているのなら。 ちょっとだけ、僕の話を聞いてくれませんか?
実は僕も、かつては同じでした。「寝る前にマッサージ? 自分でやったら余計に目が覚めるだろ」
なんて、鼻で笑っていた時期があったんです。
でも、騙されたと思って試してみたら……悔しいけれど、違ったんです。
ただ眠れるだけじゃなくて、「あぁ、よく寝た!」と心から思える朝が待っていました。
今日は、頑固な僕すらも変えた、「自分をいたわる技術」についてお話しします。
睡眠の邪魔をしているのは「ほどけない緊張」
なぜ、私たちは疲れているのに眠れないのでしょうか?
その原因の多くは、メンタルではなく「体がリラックスの仕方(オフへの切り替え方)を忘れていること」にあります。
日中の会議、締め切りのプレッシャー、人間関係の摩擦……。
戦うための「緊張」という鎧を、ベッドの中にまで着込んでしまっているのです。
これじゃあ、脳が休まるはずがありませんよね。
だからこそ、寝る前にその鎧を、自分の手で一つひとつ脱がせてあげる必要があるんです。
あなたの「心のクセ」は「体のコリ」に出る
面白いことに(そして厄介なことに)、ストレスが体のどこに出るかは、人によって驚くほど違います。
- 言いたいことを飲み込んでいる人 → 「喉や胸」が詰まる
- 重い責任を背負っている人 → 「肩や背中」が鉄板のようになる
- 将来への不安を抱えている人 → 「お腹」が冷たく固くなる
ちなみに僕は「お腹」に出るタイプです。 締め切りに追われると、てきめんに胃のあたりがカチカチになる。
「これじゃ呼吸も深くならないな」と気づいて、優しくお腹をほぐしてあげる。
そうすると、不思議なくらいスッと眠りの世界へ落ちていけるんです。
「万人に効くマッサージ」なんてものはありません。
あるのは、「今のあなたの痛みに寄り添うマッサージ」だけです。

今夜、自分の体と「会話」してみませんか?
難しいテクニックはいりません。
今夜ベッドに入ったら、少しだけ自分の体に意識を向けてみてください。
目を閉じて、頭のてっぺんから足の先まで、心の中でスキャンしていきます。
「今日はどこが頑張ったかな?」 「どこか、強張っている場所はないかな?」
もし「あ、ここが固いな」と気づけたら、もう半分は解決したようなものです。
そこを手のひらで、優しく、ただ優しく撫でてあげてください。
「今日もお疲れ様」 「よく耐えたね」 「もう休んでいいよ」
そう声をかけながら触れるだけで、体は安心して、こわばりを解いてくれます。
それはマッサージというより、「自分への仲直りの握手」のようなものです。

習慣は、やがて「お守り」になる
これを続けていると、マッサージが単なる「手段」から、眠るための「儀式」に変わっていきます。
「このマッサージをすれば、私は絶対に大丈夫」
そう思える「お守り」のような習慣ができれば、もう夜を怖がる必要はありません。
1日目は「なんとなく気持ちいいかも」 1週間続ければ「あれ、寝つきが良くなった?」
そして1ヶ月後には、朝の光の中で「今日も頑張ろう」と自然に思えている自分に出会えるはずです。

おわりに:一番の味方は、あなた自身です
忙しい毎日、誰かのために頑張るあなたは本当に素敵です。
でも、どうか夜だけは、その優しさを自分自身に向けてあげてください。
今夜、スマホを置いたら、そっと自分を抱きしめるように触れてみてください。
あなたの手が、世界で一番の名医になります。
それでは、今夜も良い夢を。 おやすみなさい。
