ガーミンのボディバッテリーの精度は信用できる?正しい見方と注意点を専門家が解説

こんにちは、これまで15万人を支援している
睡眠コーチの角谷リョウです。
今回は世にあるスマートウォッチの中で最もコンディション管理に
優れているGarminの「ボディバッテリー」という
素晴らしい機能について深掘りしていきます!
ボディバッテリーは何をもとに算出されているのか?
そもそもボディバッテリーとは、
その名の通りスマホのバッテリーの人間版です。
睡眠スコアと違って今のリアルなエネルギー残量が分かるので、
ビジネスやプライベートでもかなり有効活用できる指標です。
ですが睡眠スコアと違って、
ガーミン独自の指標なので何をもとに算出されているかを
知らない方がほとんどなのです。
今回のブログではボディバッテリーの基礎から詳しく解説していきますね。
最重要項目は心拍変動
Garminのボディバッテリーは
- 心拍変動(HRV)
- ストレス
- 睡眠スコア
- 活動量
にアルゴリズムをかけて算出されるのですが、
特に重要視しているのが心拍変動(HRV)のようです。
その理由としては、ボディバッテリーの計算の基礎となる理論が
Firstbeat社のもので、この会社が心拍変動とストレス、
そして疲労との関係を世界で最も解明しているノウハウを持っているからです。
心拍変動とは心拍の間隔のゆらぎ
多くの人は「心拍」は聞いたことがあっても、
「心拍変動」はあまり耳にしたことがないと思います。
現在では「心拍変動」が
最も自律神経の状態やストレス状態を表していることが分かっていますが、
それ以前は心拍数が遅くなれば
リラックス、早くなれば緊張というのが自律神経の指標でした。
心拍変動とは心拍と心拍の間隔が
同じに近い(心拍変動が低い)か違いが大きい(心拍変動が高い)で表されます。
なんとなく私たちは心拍変動が一定で低い方が
ストレスがかかってないように思いがちですが、
実際は反対で心拍変動が高い(ゆらぎが大きい)ほうがリラックスしているそうです。
ストレススコアとの関係は
心拍変動とストレススコアの関係ですが、
これはほぼそのまま反映されています。
実際にガーミンに限らず、
心拍変動をスコア化しても心拍数と違って分かりにくいですから
「ストレス=心拍変動」と考えていただいて問題ありません。
ただ、ストレススコアは点での指標であり、
ボディバッテリーは累積になるので線の指標であると言えます。
睡眠・活動量はどう影響する
最初にボディバッテリーは心拍変動以外に
「睡眠」や「活動量」もアルゴリズムに入っていると言いましたが、
心拍変動に比べるとかなり割合は低そうです。
また睡眠スコアは睡眠独自の指標(ポリソムノグラフィー検査)を基準にしているので、
ストレスや疲労とは別の観点で数値化しています。
そのために睡眠スコアが高いのにボディバッテリーが回復しない、
といった摩訶不思議なことが起こるわけなのです。
また、活動量についてはGarminの公式HPでも記載されていますが
「活動量が少なくても多くてもボディバッテリーの消耗は大きくなります」とのことで
体力に合った最適な活動量が
ボディバッテリーの消耗を抑えてくれるようになっています。
ですから、最新の疲労回復のトレンド「アクティブレスト」のように
体を使うことで疲労を回復するロジックは
今後アップデートされていくのでは?と私は予想しています。
ボディバッテリーの精度がズレると感じる理由
ボディバッテリーは「客観値」
自分の感覚は「主観値」
そもそもボディバッテリーはGarmin独自の指標であり、
睡眠のようにある公的な基準があって、
その基準に比べて精度が何%か?みたいな比較ができないので
そもそも精度という概念が存在しません。
あるとすれば「自分の疲労感」とのズレ
ボディバッテリーは、自分ですら感じ取れない心拍と心拍の間隔の揺らぎから、
ほぼ正確に自律神経の状態を読み取っています。
それに比べて私たちは感情の生き物なので
「疲労感」は気分の問題が大きく、
疲れていても明日が休みなら疲労は感じにくいし、
月曜でまだ先が長ければ疲労は倍に感じるし、などいい加減な部分もあります。
(それは良い部分でもありますが正確ではない、ということ)
ですから、客観的指標のボディバッテリーと自分の感じる疲労に
ズレがあることはむしろ当然ですし、
そのズレをどう捉えるかが大切になってくるわけなのです。
モチベーションが高いとボディバッテリーが低くても疲れを感じない
これは多くの人が直感的に分かると思うのですが、
モチベーションが高い時ややることがうまくいっている時は
ボディバッテリーが低くても疲れを感じにくくなります。
一見お得な感じがしますが、
この状態が続くと慢性疲労になったりバーンアウトしたりしてしまいます。
また、アスリートがケガをするのはほとんどの場合、
絶好調で体の疲労や痛みを感じ取れない状態の時に起こるそうです。
頭の中のメモリがいっぱいだとボディバッテリーが高くても疲労を感じてしまう
反対にボディバッテリーが高いのに疲労を感じる場合も注意が必要です。
この状態は心身は疲れていないので、
活動をセーブするのではなく、まず頭の中を整理することが重要です。
例えるなら充電は100%のスマホだけど
メモリがいっぱいで動作が遅くなっているイメージです。
この状態になった時は
いくら寝ても休憩しても疲労感は取れないので
まずは頭の中(メモリ)を整理してあげることが最優先なのです!
他のメーカーのボディバッテリーの違いとは
実は、ボディバッテリーのように疲労をスコア化することは
fitbitはじめ多くのメーカーが取り入れ出してきます。
ただ、ガーミンと他社の決定的な違いは
Garmin以外は睡眠による回復で「朝の時点のみ」スコア化している点です。
もちろん睡眠スコアだけでなく、
寝た結果目覚めた時にどれくらいエネルギーがあるの?というのは重要ですが、
それだけでは片手落ちです。
やはり心拍変動から疲労に変換するノウハウを持ったFirstbeat社を
買収したガーミンに先見の明とこの分野へのこだわりの違いを感じます。
ボディバッテリーの精度を「上げる」より大事な考え方
スコアより「変化」を見る
ブログでこれまで述べてきたようにスコア自体には指標がないため、
ただの目安にしかすぎません
(とはいえFirstbeat社のデータによる平均値なので全く当てにならないわけではない)
やはりボディバッテリーで見るべきは
スコアの減り方や回復の上がり方です。
やはり連続で減り続ける、
グラフが回復しないというのであれば対策が必要になってきます。
朝の数値に振り回されない
朝の数値が低いことで「活動」を抑える必要はありません。
そもそも前日が最低値に近い場合、
どんなに良い睡眠を取っても100近くまで回復することはないからです。
逆によく寝ているのにボディバッテリーが回復していなければ、
その点に関しては対策が必要になります。
気にしなくていいポイント、気にすべきポイント
今まで数多くのガーミンユーザーのサポートしてきた経験から、
スコア自体はそれほど気にしなくても大丈夫です。
(基礎スコアに加点&減点で調整します)
ただし寝ても回復しなかったり、
日中急激にバッテリーが減り続けたり、
仕事が終わっても減り続けるなどは仕事や生活を見直す必要があると言えます。
それでもボディバッテリースコアが信用できない時は
Garminの公式HPの回復法で回復しない?
そもそもガーミンのボディバッテリーは
Firstbeat社の膨大な疲労ノウハウをもとに作られているので、
回復法のノウハウも同時にガーミンは分かっています。
ですから、公式HPに回復のアドバイスが書いてありますし、
なんならガーミンの中に呼吸法を先導してくれる機能もあります。
ただ私の経験上、
Garminが推奨するような一般的な回復法を試してもある割合(3割ほど)で
あまり回復しなかったり、エネルギーの消費が止まらない人がいるのも事実です。
そういった方々は実はボディバッテリーが回復しにくく、
消費が止まらないボディバッテリータイプであることがほとんどなのです。
無料で分かる あなたが見るべきGarmin判断指標
無料でできるタイプ診断では、
あなたのボディバッテリーが回復しない原因を3タイプで知ることができます。
- 「夜間高ストレス型」
- 「日中ダダ漏れ型」
- 「寝る前ガス欠型」
のいずれかに分類します。
なんとなく不安や違和感を感じている方ほど、
まずは現状を正しく知ることが回復の第一歩ですのでこの機会に
ぜひチェックシートを手に入れてください。

▶︎自分の「疲労3タイプ」を
知りたい方は今すぐチェックしてみてください。
まとめ|Garminは「使い方」で価値が決まる
ここまでブログを書いてきましたが、
やはりGarminのボディバッテリーは素晴らしい機能で
仕事や人生の質を上げるためには欠かせないツールだと私は確信しています。
ガーミンがfirstbeat社を買収してまでこだわり、
その後もアップデートを重ねています。
日中の休息でスコアがかなり上がるようになったり
以前は、一般的な夜の睡眠だけが睡眠扱いでしたが僕のような
特殊な睡眠時間でも対応してくれるようになったりと
ますます現実世界で使いやすくなってきています。
ただ、現時点でも個人へのカスタマイズは不十分だし、
特殊なボディバッテリータイプへのフォローは十分ではありません。
その部分については僕が数多くの経験から導き出した
3つのボディバッテリータイプへの各対処によって多くの場合、解決が可能です。
僕は毎日ガジェットをつけて管理することを良しとする
ガジェット推奨派ではなく、自然感覚も推奨しているコーチです。
しかし、自然感覚や主観には限界があるし
いい加減なのです。
ですから僕はガジェットで一番できるGarminを適度に活用し
自分のボディバッテリータイプに合った対策をするのが
一番じゃないかな、と思っている次第です。
