「朝のコーヒーは90分待て」の呪縛を解く。我慢しなくていい、最高の「30分後」の楽しみ方

はじめに:その香り、お預けしなくて大丈夫です

こんばんは、睡眠コーチの角谷リョウです。

朝、目が覚めて、まず何を思いますか?
「ああ、熱いコーヒーが飲みたい……」 そう思う方も多いのではないでしょうか。

でも最近、ネットやSNSでこんな情報を見かけて、心を痛めているかもしれません。
「朝のコーヒーは、起きてから90分待たないと逆効果」

……90分。長いですよね。 忙しい朝に、1時間半も我慢してからコーヒーを飲むなんて、正直修行に近いです。
「体に悪いから」と自分に言い聞かせて、あの芳醇な香りを遠ざけている真面目なあなたへ。

今日は、その我慢を終わらせる「科学的な朗報」をお届けします。

「90分待て」説に、科学的な根拠はなかった?

まず、謝らせてください。 実は僕自身も、過去には「起きてすぐはコルチゾール(覚醒ホルモン)が出ているから、カフェインは少し待ったほうがいい」と言っていた時期がありました。

しかし、最新の研究論文を読み漁っていくと、ある事実にたどり着きました。
2024年現在、この「90分待つべき説」を明確に裏付ける科学的根拠は……なんと、見当たらないのです。

むしろ、毎日コーヒーを嗜む習慣がある人にとっては、朝のカフェインがホルモンバランスを乱す心配はほぼゼロ。
つまり、あの「待ったほうがいい」という説は、少なくともコーヒー愛好家のあなたには当てはまらない可能性が高いのです。

もう、ぼんやりした頭で90分も時計を睨む必要はありません。

脳が喜ぶゴールデンタイムは「起床30分後」

では、いつ飲むのがベストなのか? 最新の科学が導き出した答えは、ズバリ「起床30分後」です。

起きて、顔を洗い、着替えたり、少しストレッチをしたり。
そうやって身支度を整えている間に30分経ったら、もうコーヒータイムの合図です。

このタイミングでカフェインを入れると、こんな嬉しい効果があります。

  • 反応速度が18%アップ
  • 注意力が29%アップ
  • 認知機能の回復スピードが上昇

まさに、脳のエンジンスイッチを入れるのに最適なタイミング。
「90分待つ」のではなく、「30分でスイッチを入れる」。これなら、無理なくできそうではありませんか?

コーヒーは「成分」ではなく「心の居場所」

僕が朝のコーヒーを大切にしている理由は、覚醒作用だけではありません。
それは、「今日という日を、好きに始めるための儀式」だからです。

僕は名古屋出身なのですが、名古屋には「コメダ珈琲」という、最強の朝の居場所があります。
あの赤いソファに沈み込み、温かいおしぼりで顔を拭き、コーヒーの湯気を吸い込む。
その瞬間の「ふぅ」という安らぎこそが、何よりの健康法だと思うのです。

お気に入りのマグカップを手に取る。 豆を挽く音を楽しむ。
その「楽しみだな」というワクワク感(ドーパミン)が、カフェイン以上に脳を目覚めさせてくれます。

ただの黒い液体を入れる作業ではありません。
「よし、今日も私のペースで始めよう」 そう自分と握手をするための、大切な時間なんです。

おわりに:明日の朝は、香りを胸いっぱいに

だから、無理にストイックになるのはやめましょう。

起きて、少し体を動かして、30分経ったら。
遠慮なく、大好きなコーヒーを淹れてください。

その一杯が体に染み渡るとき、あなたの脳も心も、「さあ、今日も悪くない一日になりそうだ」と準備を整えてくれるはずです。

我慢よりも、ご褒美を。
明日の朝が、あなたにとって至福の時間になりますように。

おやすみなさい。

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