損害保険ジャパン株式会社にて管理職研修

【導入事例:損害保険ジャパン様】「やらされ感」だらけの研修から脱却!リーダーの行動変容がチームを変えた「成功の循環」とは?
「良かれと思って企画した研修が、社員の『やらされ感』を招くだけで終わってしまった…」 「学んだだけで満足し、現場での行動に繋がらない…」
研修担当者であれば、誰もが一度は抱える悩みではないでしょうか。
本記事では、損害保険ジャパン株式会社様が、まさにその課題に直面しながらも、あるプログラムを導入したことで、社員の意識と行動に劇的な変化をもたらした事例をご紹介します。
なぜ彼らは、インプット偏重の研修から脱却し、社員の「主体的な行動変容」と「習慣化」を実現できたのか。そのリアルな軌跡を、担当部長の水谷 宜之様の言葉と共にお届けします。
【背景】お客様の顔が見えない…代理店営業が抱えていた根本課題
私たちの営業スタイルは、代理店様を介して商品をお客様にお届けするため、直接お客様と顔を合わせる機会がほとんどありません。
もちろん、会社の方針として「お客様目線を持ち、代理店様をサポートする」ことを掲げています。しかし、現場では「お客様は何を考えているのだろうか」という実感を持ちにくく、どうしても作り手側の論理で指導やサポートを行ってしまう、という根本的な課題を抱えていました。
【失敗した施策】なぜ良質な研修が「やらされ感」で終わってしまったのか?
この課題を解決するため、2019年には「視座アップセミナー」やマーケティング・財務などの専門知識研修を実施しました。しかし、これらの取り組みは社員の心に響きませんでした。
「本部が言うから参加するか…」
社員の間に蔓延していたのは、そんな受け身の姿勢と「やらされ感」でした。 私たちが本当に目指していたのは、社員が自ら学び、得た知識を現場で活かそうとする主体的な行動変容です。しかし、研修で学んだ内容を職場で話し合ったり、試してみたりする文化は生まれず、2019年度は大きな悩みを抱えたまま終わってしまいました。
【転機】すべての鍵は「リーダー」にあった。新たな仮説との出会い
試行錯誤の末、私たちは一つの仮説にたどり着きます。
「強い意志を持ったリーダーがメンバーを導けば、チームは自ずと動き出すのではないか?」
そんな時、ライフリー社と出会い、その仮説は確信に変わりました。「これだ」と。
これまでの研修のように知識を「知る」だけで終わらせない。「行動」に移し、それを「習慣化」させる。この流れを生み出すには、チームの要であるリーダーこそが最大のキーマンなのだと、改めて気づかされたのです。
【導入の決め手】なぜこのプログラムだったのか?2つの確かな理由
数あるプログラムの中から、なぜライフリー社を選んだのか。そこには明確な2つの理由がありました。
- 行動を習慣化させる「成功の循環モデル」 私たちの失敗の本質は、知識のインプット(知る)で止まっていたことでした。本来、成果を出すためには、「知る」→「やってみる」→「振り返る」→「次へのアクション」という「成功の循環」を回す必要があったのです。
特に、『行動変容と習慣のステップ』という考え方は、私たちの課題に完全に合致していました。 - 「あの人が変わった!」他社事例のリアルな後押し グループ会社での導入実績も、大きな決め手となりました。人事担当者から「驚くほど早い段階で、目に見える変化があった」と聞いたのです。特に、会議で内向的だった社員が、受講後はポジティブな発言で議論を盛り上げる中心人物に変わったという実話は、非常にインパクトがありました。
【導入後の変化】わずか2週間で表れた、驚きの効果とは?
「正直、受講者も最初は『また会社から与えられた研修か』と思っていたはずです」と水谷様は語ります。しかし、その雰囲気はすぐに一変しました。
「開始から約2週間後の2回目には、参加者の表情が明らかに変わっていました。硬さがとれ、活き活きとしていたんです。回を重ねるごとに自信にみなぎっていくのが分かりました」
SNS上でのやりとりも、お互いをポジティブに励まし合う内容に変化していったそうです。それは、「会社のため」から**「自分のためになる」という当事者意識**が芽生えた瞬間でした。
【成功の要因分析】なぜリーダーたちは自ら変わり始めたのか?
水谷様は、リーダーたちが主体的に変化していった要因を3つ挙げています。
- 「座学」で終わらない、仲間と実践する仕組み インプットだけでなく、2週間の実践期間とグループワークでの情報共有が組み込まれていました。「あの人がやっているなら自分も」という切磋琢磨する環境が、行動の継続を後押ししたのです。
- リーダーの「自尊心」と「承認欲求」を満たす設計「リーダーになると、褒められたり励まされたりする機会が減るものです。でも、人間ですから嬉しいですよね。このプログラムには、仲間と実践し、プロセスを褒め合うという、素晴らしい循環がありました」
- 「他人を変える」のではなく「まず自分が変わる」ことへの気づき「部下を変えようとするのではなく、まず自分が変わることの重要性を実感できる内容だったのだと思います。実践すればすぐに自分の心身に良い変化が表れる。その成功体験が、さらなる行動意欲に繋がるのです」
受講したリーダーからは、「自分にとって本当に意味があったから、自分の部下にも受けさせたい」という本音の声が多数上がったことに、水谷様は一番驚いたと語ります。

関東業務部
担当部長
水谷 宜之様
【今後の展望】ハピネスの輪を広げ、お客様へ価値を届ける
このプログラムを通じて得られたのは、個人のスキルアップだけではありませんでした。
「最終的には、職場の皆が幸福感にあふれる状態になれたら、と思っています。このプログラムは、そこへ近づくための一歩だと感じています。一人ひとりがハッピーに働くことが、代理店様、そしてその先にいるお客様のハピネスに繋がっていく。私たちは損害保険事業を通じて、皆様にハピネスを届けられる存在になりたいのです」
今回参加したリーダーたちが、異動先でも「ハピネスあふれるチーム」を作り、その輪を広げていくこと。それが、会社全体の未来を明るく照らすと、水谷様は確信しています。
