行動変容ヘルスコミュニケーション10原則

快眠コーチの角谷リョウです
今日の朝は少しでもクライアントさんが楽しく行動を変えてもらうためにこの本を読んだのでブログに書きます。

アマゾンで平均☆4.5の高評価本だったので購入しました
全くの健康サポート初心者なら☆5ですが、ある程度現場でしているなら☆3という感じの本です!(実例のポスターやイラストがあるのはめちゃめちゃ参考になります)
この本の良いとこは10の原則にしているところなので10個紹介していきます!
人が健康行動に変わる原則①驚きを与える
これはテレビやマスコミがよく使う手法ですが、今まで思っていたことではないとか想像よりすごい!とインパクトがあることは行動を変えやすいという原則です

たとえば写真のように「こんなに油食べてるんかい!」と驚かせることで「ちょっと食べるの減らそうかな」と思わせられるのです、
文章より写真系の方が有効だそうです
人が健康行動に変わる原則②クイズを使う
これは一方的に教えられると脳に残らないので、参加感を上げたり自分の脳で考えてもらったりすることで行動変容率が上がるということだそうです。
僕もよくセミナーやセッションでクイズを使いますが、実はこのクイズの設定は非常にコツがいると思います。あまりに分かりやすいと「バカにされている感じになる」しプライドが高い系に「ひっかけ」をすると逆に距離が遠くなったりするのでクイズを出す相手や関係性も非常に大事だと思います。
人が健康行動に変わる原則③数字を使う
もうこれは鉄板ですね!数字は確実に行動変容につながりますよね!

イメージと数字の併用がベストですね
人が健康行動に変わる原則④ストーリーを使う
だんだんマーケティング的になってきたのですが・・・

健康に関していうと本当に「あなたがしていることが・・」とストーリーでその人が大切にしている人まで及ぶことが想像できると改善できることが多いです。
自分が吸ったタバコで「将来子供がそのことで肺に支障が出たり、がんになること」を想像すると禁煙に踏み切る方が出てきます
人が健康行動に変わる原則⑤視覚的・具体的に伝える
なんか上とかと被っている感じもしますが・・視覚でイメージさせることはかなり有効です。
特に見えない体の中のことなどは視覚的に表現すると有効です!
肺や血管などは効果的ですね!改善による視覚化も効果的です!

人が健康行動に変わる原則⑥メリット・デメリットを伝える
これは僕も必ず使ってます!鉄板ですね!
僕は「3つのメリット」「3つのデメリット」というふうに必ずどのジャンルもしています


みたいな感じで人によって響くジャンルが違うので3種類くらい用意するのが良いかと
人が健康行動に変わる原則⑦情報量を絞る
これはめちゃめちゃ大事だと思います。
自分もやりがちですが、一般的にはこれが世の中で最も問題だと思ってます!
健康系はセミナーもポスターも80%以上は情報量が多すぎて受講者が受け取れないと感じます(残り20%は逆に幼稚すぎる)
ほとんどがこんな感じで情報量が多い

もう何がなんだか分からないしフレイル世代なんて字も読めない笑

これくらいでもまだ多いくらいです
行動を改善してもらうには「何を入れるか」より「何を削るか?」の方が100倍大事です!
人が健康行動に変わる原則⑧シュミレーションをしてもらう
これは状況にもよりますがものすごく効果あります。
特に運動やセルフケアなどはこれしないと絶対その後にやりません。
100均グッズを使って効果的なやり方を教えたりするとみんな100均好きなので、セミナー後に買いに行って行動してくれます!
習慣化できるようなアドバイスも必要ですが、ケア系はシュミレーションすることをお勧めします
人が健康行動に変わる原則⑨中学生にもわかるように伝える
これもあるあるですが・・・健康系は専門用語多すぎのパターンがよくあります

気づかないうちにしていることがあるので定期的に一般の方にフィードバックをもらわないと自分でも気づかないうちに使ってしまっています!気をつけよう!
人が健康行動に変わる原則⑩受け手の視点で考えよう
これはめちゃめちゃ大事だと思っています
業界や人によって行動を変えるトリガーが違うということです。
例えば家族を大切に思っている人は「家族に迷惑がかかりますよ」というのがトリガーになりますし。仕事をもっとレベル上げたい人は「この行動を変えると集中力が平均00%上がりますよ」というのが行動を変えるきっかけになったりと受け手がどんな視点や背景を持っているかを考えることは何より重要なことだと思います。
ここがほとんどのケースで抜けていると感じます!
確かにこの10個をチェックリストにしてチェックするとビフォアアフターで確実によくなりますね!